pendulum   
  
Text By TIMA(しまむら@書記さん)
mailto:tima@the-second.club.ne.jp
http://timasoft.ddo.jp

1・「ぺんでゅらむ」とは何か?

このゲームはある既存のゲームが元ネタです。
私が入手してきたゲームにもかかわらずうちの弟がハマり、私より遥かに上手くなってしまい、鬱。
ゆえに、絶妙に弟がクリアできない・・・元ネタSEの追加ステージのような難易度にしてやろうと思ったわけです。

というのは半分嘘ですが。

実際は、元ネタを「のじゃ先輩の大好きな某ゲーム」(のじゃ先輩も何か作ってるあれ。)で
同人ゲームとしてやろうとし、中断している方々がいたらしいので(弟情報)、
「こりゃやったもん勝ちだろ!」 という思考で作られました。

ダメですか?

2・「ぺんでゅらむ」におけるアクションについて

このゲームは主人公から発射される何かを
壁に引っ付けて、それをワイヤーにして谷を飛んだり壁を登ったりするアクションゲームです。

いや、見りゃ分かると思うけどさ。

「何か」と主人公は糸のようなゴムのような、ただのLine()のような(苦笑)、
物体Xで結ばれていて、それは適当にゴムのような働きをします。
バンジージャンプのゴムのような働きをすると考えていただきたく。

当然ゴムだから耐久力以上の力を掛けてやると・・・お分かりですね。
もうぶち切れですよ。

この物体Xはプレイヤーの動作により、ばねの自然長が調整できます。
自然長を調整すれば当然ばねの法則(高校の物理でやってますな)に従い、
プレイヤーにかかる力F=kx(k:ばね定数、x:自然長からのばねの伸び)で、力がかかってくれるわけですよ。
それに重力を追加してやれば、ほら、ばね振り子いっちょあがりーってな感じで。
なんですが、このままでは反発力が働いてしまうので、自然長以下の状態での反発力は働かないようにしています。
これは素でゴムの挙動らしいのですが、詳しいことは知りません。

まあ、この辺のアクションについての話は元ネタ知ってればかなりそのまんまなので、参考にしていただきたく。

3・「ぺんでゅらむ」における独自性について

まるっきし元ネタを再現するのもそれはそれで面白いんです。
でも、それじゃ当初の目的を達成できそうになかったので、元ネタとは若干風味を変えてみました。
風味の変わった点を列挙します。 またしても。・・・言い訳ですけど。

風味を変えたわけじゃなくて、元ネタに近づけることが出来なかったんです。
時間の都合上、坂道とかの処理は完全に放棄して、マップチップを使ったマリオ風味のマップで
なんとかしようと思ったわけです。
また、糸の調節具合といっても、
「見ただけで定数なんか分かるかっつーの」 ってことです。

4・「ぺんでゅらむ」の名前の由来

一応忘備録として書いておこうっと。

「(元ネタ)みたいな何か」→「(ちょっと前に一部で流行ったデスクトップマスコット)」→
「(元ネタ)以外の何か with ∀(数学記号)」→「(元ネタ)以外の何か と ∀(数学記号)」→
「リュック娘(仮) と ∀」
しかし、「∀」では顔文字に見えるという人が続出。
会誌締め切り一週間前の朝、「いい加減決めないと」ということで、
適当に英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語をさがしそれっぽいのに決める。
意味は「振り子」。まんまやね。
で、部会のときに高見先輩に「ひらがなのほうがいいんじゃない?」と言われ、採用。
題字はLaTeX風に。(嘘)

参考にしただけです、パクりっていうなー。

5・「ぺんでゅらむ」の今後について

今後このゲームがどのように進化していくのかは筆者にすら見当もつきません。
元ネタ重視で行くのか、完全アレンジでいくのか。
正直、完全アレンジにして別物のゲームにしてしまったほうが面白いかもしれません。