javaについて
                                 1H   上杉
 
 プログラム言語としていろいろ注目されてきているjavaなのですが、どんな特徴があるのだろうか?といった疑問をお持ちのあなたに、この言語の良さをお教えしたいと思います。具体的にプログラムを組むということに関しては、各種ホームページや本あるいは雑誌で詳しく掲載されているので、この場では割愛させていただきます。ご了承願います。
 まずjavaはオブジェクト指向言語といわれています。では、オブジェクト指向言語とはどんな意味でしょうか?これはプログラムをかたまり(データとその処理を1セットにしたもの これをクラスと呼ぶ)で管理し、作成したプログラムの再利用性(一度作成したプログラムの一部をほかのプログラムでも利用できること)を高めるを目的にしたものです。ちなみに、C#もこれと同じような特徴を持っています。さらにjavaはこんな特徴も持っています。従来のプログラミング言語でプログラムを作成する際には、ほとんどの場合プログラマはそれぞれの実行環境(UNIX Windows Macなど)に合わせてプログラムを作る必要がありましたし、ある環境用に作られたアプリケーションをほかの環境でそのまま実行することはできませんでした。しかし、javaでプログラムを開発する際には「java実行環境(仮想機械)」という仕組みを使うことにより、それぞれの環境別にプログラムを作成する必要がほとんどなくなりました。また、環境の違いによって実行できないということも一般的なプログラムではありません。(厳密には環境の違いというのは存在してしまうんですが・・・)
javaはSun Microsystems社が開発したプログラミング言語です。 Javaには各種バージョンがあり、一部仕様が変更されているため、注意が必要です。現在はjava2(J2SE 1.4 J2EE 1.3)です。同社から無料でダウンロードできますし、雑誌にもついていたりします。
このJava2(JDK1.3)プラットフォームから、J2EE、J2SE、J2MEの3つのエディションに分けられています。
 
○J2EE: Java2 Enterprise Edition
 ServletやJSPやEJBなど、大規模な企業ユーザに対応したバージョン
○J2SE: Java2 Standard Edition
 標準的なJDKで、従来のJDKと同じバージョン
○J2ME: Java2 Micro Edition
 J2MEは、携帯電話やPDAなどの小型機器に対応したバージョン
 
また、Javaでは、以下の拡張子のファイルを使います。
 
○*.javaファイル
Javaのソースプログラムファイルです。エディタなどで作成します。
○*.classファイル
バイトコードと呼ばれるJavaの実行形式です。 javacコマンドでコンパイルすることで生成され、javaコマンドで実行します。
○*.jar, *.zipファイル
複数のファイルを1つにまとめて圧縮した、アーカイブファイルです。アーカイブ方法によって、拡張子が異なります。 *.jarファイルは、Javaの圧縮方式で、jarコマンドで圧縮解凍ができます。
○*.warファイル
Webアプリケーションを1つにまとめて圧縮した、アーカイブファイルです。 jarと同じ圧縮方式で、jarコマンドで圧縮解凍ができます
 
 Javaの実行方法には、アプリケーションとアプレットがあります。
 Javaアプリケーションは、javaコマンド(JavaVM)を使って、実行することができます。これに対して、アプレットは、HTMLなどに組み込んで動作させる形式のJavaプログラムです。アプレットは、appletviewerというプログラムか、Webブラウザを使って、実行します。アプレットを利用すると、Windows,Macintosh,UNIXなどの環境で動作するマルチプラットフォームなプログラムとなります。
 いかがでしたでしょうか。導入ガイドということで、実際の言語にはほとんど触れませんでしたが、それは導入してからのお楽しみということで。javaはDoja(ドコモのiアプリ用の言語)やマルチプラットフォームを生かしてのGUIなどネットワークにかなり対応した言語の1つであるといえます。皆様もお試しあれ!