ゲームとストーリーの関連性

                                                                                                      3C 太田

 

注 以下の文章は全て筆者の思想によるもので、根拠があるかどうかは全くの謎である。

 

1、    はじめに

ストーリーというのはゲーム全般にとって(一部を除き)必要不可欠な存在である。ゲームのシステムがよいだけでは面白いゲームとは言い難く、その背後のストーリーが伴って初めて完成するものである。だが、世の中には一口にゲームと言っても様々な種類が存在しており、それぞれに関してストーリーとの重要度は変わってくるものである。ここではゲームとストーリーの関連性を考察してみることにする。

 

 

2、    ゲームの種類とストーリーの関連性

ここでは以下のようにゲームを6種類に分類して考えることにする。

 

略称

名称

ACT

アクション

STG

シューティング

RPG

ロールプレイング

SLG

シミュレーション

PZL

パズル

AVG

アドベンチャー

 

様々な種類が存在するゲームの中で一番ストーリーが重要なものはなんであろうか?まず思いつくのがRPGであろう。なにしろRole()Playing(演じる)Game(ゲーム)であるのだからストーリーがないとなにも出来ない。また、ノベルゲームなどが該当するAVGも重要であると思われる。というか、ストーリーが全てである。

次に重要度が高いのはSLGACTSTGなどかと思われる。SLGに関して述べると、育成ゲームなどを見ると分かるように、それまでのストーリーは用意されているが、そこからは自分で作っていくということになる。RPGはその物語に沿ってゲームが進行していくことと考えると違いが出てくる。そのような点で考えると、ACTSTGRPG側なのかもしれない。だが、前者二つはストーリーが重要というよりは、そのシステムのほうが重要であると考えられる。

最後にPZLやその他(ボードゲーム等)である。これらはある意味純粋なゲームともいえよう。例えば、有名なソリティアなどはストーリーなど全く無く、ただひたすらゲームをするといった具合だ。

要はそのゲームシステム自体を楽しむのみということである。

さて、それぞれのゲームの種類をストーリーについて考えてみていると、ゲームを二つに分類することが可能と思えてくる。それは「ストーリーが主軸のゲーム」と「システムが主軸のゲーム」である。

 

 

3、    ストーリーが主軸のゲーム

 前項ですでに述べているが、簡単に言うとストーリーが無いと成立しないゲームである。また、ゲームを作る場合、ストーリーが出来てから作ったほうがよいと思える分類だろう。これに分類されるのは、RPGAVGである(SLGは時と場合による)RPGでは、例えば戦闘システムがいかに良くても、それに付随するストーリーがないとなんにもならない。だからといって、ストーリーさえ良ければシステムはどうでもよいというわけでもない。最近のゲームで、ムービーばかり重視しているといった意見をたまに聞くがそれも同様のことである。あくまでもストーリーが主軸なだけでシステムも重要なのである。

 

 

4、 システムが主軸のゲーム

 これに該当するのは前項以外のゲームである。ゲームシステムさえ出来ていれば、それからでもストーリーを考えることができる、極論のところ無くても成立する物だ。すでに述べているが、さらに例を挙げるとマインスイーパなどが分かりやすいだろう。

 もしこの手のゲームでストーリーの無いゲームにストーリーを付けてみるとどうなるだろうか?このことを次項で述べる。

 

 

5、 ストーリーを付けることによる変化

 例として一般的なブロック崩しにストーリーを付けてみる。ちなみにこれは筆者が一日ゲーム作り企画で作った物である

The BlockersX680x0同好会公式サイトからダウンロード可能

 

ブロック崩し世界では長年戦いが繰り広げていた。戦いとはいっても、崩す者が崩される者を破壊する一方的な構図である。崩される者、通称「ブロック」は崩す者「玉」と「バー」の圧倒的な力によって破壊される。ブロックはもはや抵抗する気力を失い、動くことすらなくなっていた…。だが、あるときブロックの先導者なるものが現れた。先導者は彼らに希望を与えた。そして、ブロック達は崩す者達とまた戦い始める。俺 達 は も う 破 壊 さ れ な い。

 

まず、ストーリーを付けることでそのゲームをやる意味が発生する。今回の場合は、ブロック達が玉、バーに打ち勝つためである。また、当然ストーリーの登場人物も発生する。これによりRPGのようにあたかも登場人物になりきってゲームをプレイすることになる。さらに、ゲームの終わりが発生する。今までは一回でゲームが終了していたが、ストーリーがあるとストーリーに沿って数回ゲームシステムが行われ、ストーリーが終わるとそのゲーム全体が終わるといった具合だ。変わったことを纏めると、ストーリーが加わったことでゲームシステムは登場人物などがでて深みが増したが、一回で終わるとことが出来なくなり気軽には出来なくなったといったところである。

 

 

6、まとめ

 どうも文が纏まってないが、結局のところ5項のストーリーを載せたかっただけである。あと、ゲームのストーリーを考えることは重要であるということも言いたかった。だが、ストーリーに固執しすぎるのも良くなくバランスが大切である。ここで述べるのは以上。