一年 横田卓也
この度、会誌というものを書かなければならないことになり、何について書こうかな〜、 なんて考えていたときに私が音屋(BGMづくりがお仕事)になることになりました。 またこれがごく最近の話なんですけどね(笑)。まあ、ほかにネタになるようなことは無いので なんとかこれでしのごうか、なんて考えていたりして・・・。
さて、私がこの「ろっぱ」こと「X680x0同好会」に入ったのは4月のことです。
サークル内には大きく分けて、プログラマ、絵描きさん、音屋の3つの仕事があると聞いたとき、
「絵、音は無理だろうな」と早々に判断しました。なにせこれまでそういう分野は学校でやる
最低限のことを無難に乗り切って来ただけだったので。
そういうわけで、プログラマになるべく勉強を開始したわけですが、6月半ばには半挫折状態
になりました。理由は、プログラミングが難しい&周りが
とっても優秀である、から。
さらに、サークル内の状況として「絵、音は不足気味だが、プログラマはあまるぐらい
らしい」ということなのでプログラマとしてやっていけるか、という不安が発生しました。
まあ、それでもプログラミングの勉強をやりつつ、前期が終わり夏休みに突入しました。
その夏休みの中盤、9月の上旬に二泊三日の合宿が行われました。このとき、私はろっぱ
の音屋さん達と同じ部屋になり、彼らの作曲(?)風景を見ることができました。
意外、というほど気軽に作ってたようで、「こんな気軽に作れるもんなのか」
なんて思い、「作曲」という言葉がかなり近くに感じられるようになったものです。
そして二日目の夜には、二年の音屋さんの奥田さんと「興味を持ったのですが、初心者にも
できますか?」みたいな話を夜遅くまで(ていうか朝まで)話してました。
合宿期間中に他の人を見てプログラマになることにさらに不安を抱いていた私は、 このとき「音屋になろう」と決意しました。
動機としてはこんな感じです。
まず最初に「MIDIとはそもそも何ぞや?」ということからはじめよう
と思い、web上を徘徊しました。インターネットってのは便利なもので、ちょっと探せば
「初心者のためのMIDI講座」だとか、「MIDI入門」などというサイトがいくらでも
見つかります。いくつものサイトを回り、それぞれで同じような解説を何度も読み、基本は
なんとな〜くわかってきたつもりでいます。あくまでつもりですけど(笑)。
で、そういったサイトで得た知識等から、私のパソコンがMIDIを作る能力を得たのは
10月のはじめのことです。ためしに適当(むしろ無茶苦茶)に音符を打ってみました。そして
再生→雑音発生!う〜む・・・当然の結果か。
ところで、私の音楽の能力はというと、中学生のときの音楽の成績が3か4(5段階評価)
くらいで、高校時代には音楽が選択であったため履修していません。が、とりあえず楽譜を
読むことくらいはできます。
楽器の演奏に関しても、授業でやるハメになったもの(リコーダーとか(笑))を除けば、
妹がピアノを習っていた関係から、多少ピアノに触ったことがあるくらいで、それも片手で弾く
ことしかできませんし。当然、絶対音感なんて素晴らしい能力とは
まったく無縁な存在です。
・・・けっこう前途多難です。嗚呼、もう少し頑張っていたら・・・。
で、とりあえず、他人のMIDIを聞いて勉強することにしました。
先輩音屋さんの曲やネット上で探してきた曲を聴き、「こういうことをするとこんな
鳴りかたをするのか〜」ということを勉強しました。そして思いました。
「俺にこれができるのだろうか?」
まあ、やってみなけりゃわからん、ということで実際に作ってみることにしました。
試行錯誤を繰り返し、なんとかメロディが完成しました。しかしここからがさらに問題
でした。それは、
「伴奏の部分ってどうすればいいのだろうか?」
インターネットって本当に便利ですねぇ。今度は「作曲講座」って感じのサイトを回りまくり ました。そこで「コード」ってやつをはじめて勉強しました。っていうか現在も勉強中です。
これを書いている時点ではここまでです。ちなみにまだ一曲も完成していません。
そして、早く技術を習得してサークル内で役に立てる音屋になるってとこかな。まだまだ 時間がかかりそうですが頑張ろうと思います。