熊ゲー裏話
ここに書いていることはすべて実話です。
By TIMASoft代表(?) U.E.C. X680x0同好会 1年J科 しまむら
1:熊ゲーとは
熊ゲーとは、自然派アクションゲームである。
ルールは非常に単純。プレイヤーは熊を動かして鮭を捕獲するのだ。
捕獲すると、100点が自分のスコアとして加算される。
1分経過した時点で、目標の点数以上いっていれば、そのステージはクリアとなる。
まあ、そんなようなゲームだ。
(裏モードで制限時間を延ばせる等諸々の裏テクあり。)
2:熊ゲーをつくった動機
同好会に入った当時、何をしていいかわからなかった。
とりあえず、鯖缶の話をしているのが耳に入り、
(注:別に鯖の缶詰なんかではなく、サーバー管理者の略である。)
そこから、「鮭の缶詰だったら」ってなんか
(注)にあるようなお約束の勘違いで話を飛ばしたのが聞こえた。
F・新井先輩(ふぁらいさん)曰く「何でもいいから作ってみろ」とのこと。
鮭を使ったゲームを作るという目標が何となくできてしまった。
動機は以上。
3:熊ゲーの作成 その1 BGM
なんとなく構成も固まり、動きだしたこのプロジェクト熊ゲー。
先にできたのはBGM。あの何ともいいがたい(自称)コミカルなBGMである。
昔のファミコンを彷彿とさせるWaveによるサウンド、
ほかの自作曲からの使い回しのドラム・・・そのほか手抜き要素諸々。
実際は動機の出来た部会の帰りに携帯の着メロでプロトタイプを作った。
そのプロトタイプをMIDIに書き直し、ドラムをつけただけで完成した。
プロトタイプの思いつきに要した時間:たったの約30秒
着メロに打ち込みに要した時間:バスを待っている約8分
MIDIに仕上げるのに要した時間:約1時間−8分って事にしておこう
たった1時間で出来てしまった。
そんなんでも、何げに完成したゲームをみると
それなりにマッチしているので恐ろしい。(笑)
4:熊ゲーの作成 その2 プログラム
BGMも完成し、完成が見えたかに思えたこのプロジェクト熊ゲー。
しかし、そこで、最大の壁がたちはだかった。
プログラム本体である。
(全然完成してないじゃないかというお約束のつっこみはご勘弁を。)
ゲームを作ろうにも知識はない。
しかも、林檎使いだったため、窓sのプログラミングの方法は全くわからない。
1からのスタートである。
そこで、VC++(当然アカデミック)といくつか参考書を購入してみたものの、
さっぱりです。(「は〜さっぱりさっぱり〜」・・・最近出ねーなぁ。)
プログラミングについては初心者じゃないつもりだったが、
ゲームのプログラミングについては今まで知らなかった概念が必要だった。
とりあえず、参考書を参考にしながら組んだプロトタイプ1が出来た。
MFCで組んだ。今になって思えば、何て馬鹿な真似をしたのだろうか。
とりあえず、ゴールには近づいたかなと思い込み、絵を待つ。
絵は浜野氏に依頼した。浜野氏はGW明けにメールで絵を送ってきてくれた。
見事な熊と鮭で感激した。ありがとう浜野氏。
今回熊ゲーをリリースできたのは浜野氏のおかげといっても過言ではない。
残念ながら浜野氏はろっぱをやめてしまったが。
浜野氏にはもう一つ感謝せねばなるまい。SimpleXの件である。
浜野氏は部内掲示板でSimpleXというDirectXプログラミングが
簡単になるライブラリを紹介していた。
くわしくは、「みでぃ狂の部屋」
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8134/ をどうぞ。
そこで、それをダウンロードして見てみた。
サンプルコードがすごく簡単で驚いた。
こんなんだったら、今までの苦労はいったい何だったんだ!と思わせるほどだ。
何だったんだ。(笑)
スプライトも簡単に扱え、BGMも命令1個でならせる。
今までやってたことを完全に否定された気分だった。
目から鱗が30、いや50枚位落ちただろう。
そこで、熊ゲーを1から書き直すことにきめた。
サンプルコードを参考にして格闘することたった数日で、
熊ゲープロトタイプは楽勝で完成した。
5:熊ゲー限定公開、バグ修正、その後
熊ゲーを同好会内部と、親しい友人に公開し意見を求めた。
好意的な意見が大半だった。好感触。
しかし、そのうちの1人、友人のNave氏にバグが出た。
そのバグの原因を探し修正するのにずいぶんかかった。
Nave氏のパソコンのビデオカードは、SystemMemoryからのビデオ転送時に
透明色処理ができないという謎の欠陥を抱えているらしく、
(ここまでに20日くらい。)
VRAMからビデオ転送をさせるようにして解決した。(これは3日。)
バグを修正しやっとベータ版を抜けられると思った。
しかし、ここで、究極の謎が頭をよぎった。
「果たして熊ゲーは面白いのか?」
そこで、先輩に聞いてみたら、
「FF6の崩壊前くらい」
・・・どうなのかよくわからなかった。
友人に聞いてみたら
「手作り風でいいと思うよ」
・・・だから、面白いのか?と聞いてるんだが。
合宿でiMac→VirtualPCで動かすのを見た。やはり遅い。
15FPSじゃかなりしょうがなかった。
でも、もっと遅いかとも思っていたのでかなりOKか。
そこで、これを読んでいる皆様にお願いがあります。
http://www4.plala.or.jp/TIMA/
の掲示板に熊ゲーの感想を書き込んでください。
メールでも良いです。 tima_thethird@hotmail.com
感想ください。よろしくお願いします。
あとがき
この原稿は大学のCC(総合情報処理センター)で書いています。
なんでJED(情報工学科計算機室)じゃないのかというと、
書いている今は水曜3限(空き時間)で、
JEDが3年の授業で使われてしまっているからです。
CCのかな変換がアホで苦労しました。
まあ、JEDでやっても大差ないんですが。ええ。
とりあえず、後で家にFTPして修正。
家で書くほうが数段楽だ・・・。
熊ゲーは所詮練習作ですが、初めて作ったゲームです。
カスタマイズ性も沢山組み込んでありますので
適当にカスタマイズして遊んでいただければ幸いです。
兄弟作の鮭ゲーも遊んでいただければなお幸いです。
ネットからの熊ゲーと鮭ゲーのダウンロードは
http://www4.plala.or.jp/TIMA/の
TIMASoftのコーナーからどうぞ。