5鍵と7鍵の違い

1年M科 糟谷 将吾(Spotty.K)

 

音ゲーのビートマニアには今3バージョンの筐体がアーケードで稼動しています。

一番古い初代5鍵BEATMANIA (http://www.konami.co.jp/am/bm/) と7鍵の BEATMANIA IIDX (http://www.konami.co.jp/am/bm2dx/) と旧5鍵BEATMANIAの改良型であるBEAMANIA III (http://www.konami.co.jp/am/bm3/) の3種類です。ここではIIIは初代5鍵と同一と考えさせていただきます。

5鍵と7鍵では何が違うかというと、はっきりいって6鍵目と7鍵目があるかないかの違いと、譜面と、スクラッチ(黒い板を回すことで反応する)です。ここで言いたいのは、その2つの鍵盤があるのと無いので何が違ってくるかということです。なお、前提として5鍵側と7鍵側の製作スタッフは違うので注意してください。

まず、5鍵と7鍵のボタン配置は下図の通りです。

■■        ■■■ .

□□□○   ○□□□□○

(※7鍵のスクラッチ位置は1P側なら左で2Pなら右)

ここでは、それぞれ

�↓ぁ �     �↓き� .

�´���S   S�´��キ�S

とさせていただきます。

見た感じではやはり2つの鍵盤が増えただけとしか思えません。5鍵についてまず考えていきたいと思います。

5鍵では譜面の都合上、斜めに隣り合った鍵盤の同時押し(例えば、��+��など)がありません。そのために、同時押しの最大数はスクラッチも入れて4つまでです。スクラッチは鍵盤のすぐ右にあります。ここでの大きな特徴は、例えば� 椨�+�イ覆蕕于,晃鞍廚�すべて隣り合っていて、間に押さない鍵盤が無いということです。そのため、どっちの手のどの指でどのボタンを押せばいいのか、ということがかなり分かりやすいです。

� 椨ぁ�S以外のすべてのパターンについて考えてみるとよいでしょう。大概、右手と左手で役割をすぐに分担できるはずです。さらに、左手で押す鍵盤の数は大概1つから3つで、さらに隣り合っているはずです。つまり、なるべく押しやすくしてあるのです。また、右手では大抵�ァ�Sの担当になるでしょう。ここで、ちょうど親指が�イ法▲好�ラッチが中指〜小指にあたるようになっているのにお気づきでしょうか。実は、5鍵のこの配置は工学的に手で押しやすい配置になっているのです。

 

それに対して、7鍵はどうでしょうか。7鍵では5鍵譜面とは違い、斜めに隣り合った鍵盤の同時押し(例えば、��+��など)が普通にあります。そのために、同時押しの最大数はスクラッチも入れて8つまでです。多すぎです。とにかく斜めに隣り合った鍵の同時押しが勝手気ままに組み合わせられるので、例えば実際にゲーム中に出てくる配置としてS+� 椨�+�ァ椨Α椨А�S(※Sはどちらか1つです)ならばどうでしょうか。まずはスクラッチは左側にあるものとすると、左手ではS+�,世韻靴�押せないでしょう。残った右手で��+�ァ椨Α椨Г魏,垢里任垢�、、、これ以上になく押しづらいと思います。そもそも手というのは物を掴むためにあります。とりあえずご自分の手の指先5箇所を見てください。大体上に凸な半円を描くはずです。決して⊥字型にはなりませんね。こんなふうに7鍵では明らかに無理のある同時押しが要求されるようになるのです。(実は手のひらで叩くとちょうどいいのですが。)

もう一つ例をあげて見ましょう。S+� 椨◆椨Α椨А�S(※Sはどちらか1つです。)はどうでしょうか。左手でS+� 椨△泙燭榔�手で�Α椨А�Sができればよいのですが、、、S+�,了�の指配置を考えてみましょう。�△呂匹Δ靴泙靴腓Δ�。左手の人差し指で押そうとしてみましょう。このとき、左手の親指と小指の間隔が狭くなり中指と薬指が浮くことにお気づきでしょうか?とゆうか、かなり見苦しくなっているのがおわかりでしょうか?(トリッキーとも言います。)ここでキー側の手はどうでしょうか?とりあえず、� 椨◆椨Α椨Г鯤匱蠅世韻撚,垢海箸鮃佑┐討澆泙靴腓Α�手が小さい人は厳しいかもしれませんが、ぴったしですね。実は、このS+� 椨◆椨Α椨А�Sの場合は、スクラッチだけを片手で行い、他の鍵盤すべてをもう片方の手でとるのがベストなのです。しかしもう一つ問題があります。譜面として表示される時、��+�ぁ椨ジ阿里箸海蹐�空いているため、うっかりそれぞれの手の分担を真ん中で分けてしまいやすいのです。このように、7鍵ではどっちの手のどの指でどのボタンを押せばいいのか、という判断力を5鍵よりもより求められるのです。

 

そもそも7鍵は5鍵よりもライン数が多いので、その分叩く回数も多くなります。さらに、その分時間単位の密度も濃くなります。つまり、明らかに難易度が上がります。これがプレーヤー側のスキル向上とつながってしまい、 お互いより難しい譜面を提供するようになりました。ここでも5鍵と7鍵の難易度の上昇の仕方もまた少し違ったものとなっています。

5鍵側の進んだ方向は、“リズムをいかに正確に叩けるか”でした。終盤でありがちな16分のドラムロールなど、すこしのリズムのずれが命取りになりかねない、といったいわば“殺し”的な譜面が多いのが特徴です。

7鍵側の進んだ方向は、“いかに押せるか”でした。とにかく譜面の密度を上昇させることにより、難易度を上昇させていますが、どのパートを叩いているのか良く分からなかったりもします。

 

そういえば実際にプレーヤーとしての自分の感じることとして、5鍵は“たたく”、7鍵は“ひく”という気がします。言い換えれば、5鍵が“リズムマシーン”で、7鍵が“メロディープレーヤー”という感じでしょうか?これは、7鍵が5鍵ではなかなか表現できないメロディの配置がうまくできるからでしょう。確かに7鍵には�´��キЛ↓きΝ��キ↓きΝ´��キГ�S+��+�ァ�S>� 椨А筬�+�ァ筬 椨А筬�+�ァ筬 椨А筬�+�ァ筬 椨Г覆匹箸い辰浸覲佚�に面白い譜面が多いというのも、5鍵よりも7鍵の優れている所でもあります。

こんなふうに、安直に2つ鍵盤を増やしただけでも変化する所はたくさんあります。下手に追加機能をつけると方向性ががらりと変わるものも多いのです。

 

 

 

p.s. これからビートマニアをはじめようと思っている人は家庭用からはじめたほうがいいですよ〜。