今更FAXスキャナを使おう!
by あかねファン
導入
今日の講義は、FAXをスキャナ代わりにしよう、というお話です。白黒2値、200dpiですが、結構使えるものですよ。こんなことが可能だったのも、ウチの電話回線事情1によるので、普通のご家庭では難しいかもしれませんが……。
用意するもの
FAX付き電話機: | 1台
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FAXモデム: | 1台
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パソコン: | 1台
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ターミナルアダプタ: | 1台
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FAX送受信ソフト: | 適宜
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モジュラーケーブル: | 適宜
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項目の説明
- FAX付き電話機……原稿の種類に『写真(誤差拡散)』の選べる機種がベター。でないとディザリングがかからないので薄い線が飛んでしまいます。
- FAXモデム……今売られている普通のモデムなら、十中八九FAXの送受信に対応しています。
(パソコンに内蔵されている場合もあります)
- パソコン……モデムがつながって、FAXの送受信のできる機種ならおそらくWindowsでもMacintoshでも可能だと思います。
- ターミナルアダプタ……アナログポートが二つ以上あり、内線通話が可能なもの。
- FAX送受信ソフト……パソコンで(モデムを制御し)FAXを送受信するソフトです。Windows95や、95からアップグレードしたWindows98をお使いの方は、Microsoft Exchangeが使えます。そうでない方は、『まいと〜く』などのFAXソフトをご用意ください。2
やり方
大して難しいところはありません。
- ターミナルアダプタのアナログポートにFAX電話機とFAXモデムを接続する。
- パソコンでFAXソフトを立ち上げ、受信可能な状態にする。
- FAX電話機に原稿をセットする。
- FAX電話機から、FAXモデムへ内線で電話をかけ、原稿を送信する。
- FAXソフトを操作し、呼び出しに応答させて原稿を受信する。
ちなみに
TAとモデム両方をお持ちの方は少ないでしょう。お持ちでない方はお家のパソコンを受信待機状態にして、コンビニFAXから送信するという手があるかもしれません(保証はしませんが)。ウチはADSLになってしまいましたが、一般回線につながったFAX電話機から、ADSLのスプリッタの電話側につながったFAXモデムへかければ3電話代はかかりますが4可能でした。
なお、電話回線は交換機を挟まないといけないので、モジュラーケーブルでFAX電話機とモデムをピアツーピア接続しても通じません(通じる場合もあります)。
1アナログ回線をデジタルに切り替えると電話番号が変わる時代だったので、元のアナログ回線(A)はそのままにISDN用にデジタル回線(B)を別に引いた。ADSLにしたときはBのデジタル回線をアナログに戻し、このときも電話番号は変わったはずだが、B回線で通話したことがない(=かかってくることもない)ので今のところ問題は起こっていない。
2もはやUSB接続のスキャナを買った方が安いかも
3前の例でいうとA回線からB回線(のスプリッタの先)へかけていることになる。
4電話番号を間違えるのも恐いぞ