HERO OF RUIN(以下HoR)は”見下ろし型固定画面ステージクリア式シューティングゲーム”(*1)です。ステージ内のENEMY(敵)を殲滅することで次のステージに進むことができ、最深部に潜む強力なENEMYを破壊する事がプレーヤーの目的となります。
大学に入学し、0x68000同好会に入会し、C言語講座に参加し、SGLib(*2)の存在を知った。じゃ、とりあえずゲーム作ってみる?最初はやっぱシューティングだよね?……こうしてHoRの制作が始まりました。
ヒトが”地球の王”を自負していたのはいつのことだったろうか。ヒトは機械の力で他の自然や生物達を支配していった。それは永遠の統治であるかのように思われた。
ヒトからその権力の座を奪ったのは、ヒトが最も頼りにしていた”機械の力”であった。百で数える昔、”機械”は「永遠なる命」「完全なる知能」を武器に、ヒトに襲いかかった。皮肉なことに、それはどちらもヒトが”機械”に与えた力だった。”機械”が最初にとった作戦は、巨大質量による地球環境の破壊……月を地球に落とす事(*3)であった。
こうして、ヒトが”地球の王”で無くなってから数百年、”機械”は自分の得た「永遠なる命」を少しずつ分け与えることで、配下の兵士を次々と増やしていった。生き残ったわずかな人々は辺境の地で集落を形成し、”機械”の襲撃におびえながら暮らすほか無かった。
絶望が支配するこの惑星に、唯一誰に依存することもなく生き続ける存在があった。彼は旧文明の兵器に乗り込み、ただ”機械”の配下を狩り続けることのみにその命を捧げていた……
ゲームパッド使用時(推奨)
十字キー(1軸2軸) | 自機を上下左右に移動する |
ボタン4 | 決定・ショット・トラクタービーム |
ボタン5 | 右に砲塔を旋回する |
ボタン6 | 左に砲塔を旋回する |
カーソルキー | 自機を上下左右に移動する |
Xキー | 決定・ショット・トラクタービーム |
Zキー | 右に砲塔を旋回する |
Cキー | 左に砲塔を旋回する |
ステージ中に現れる全ての敵を破壊すると次のステージに進むことができます。敵の弾や敵自体に接触するとミスとなります。なるべくミスしないようにしながら、最深ステージ(STAGE50)に到達し、そこに潜む敵を殲滅してください。
プレーヤー機は、POWER UPアイテムを取ることで強くなっていきます(*5)。ミスをすると初期状態に戻りますが、その時に持っていたPOWER UPのうち、半分をミスした場所に落とします。
その他に以下のようなアイテムがあります(*6)。
BOMB | 画面全体に爆風が巻き起こり、敵にダメージを与えます |
INVISIBLE | 一定時間自機が点滅し、その間は無敵状態になります |
ERASE | 画面上の全ての敵弾が後述する得点アイテムに変わります |
得点アイテム | 取得するとスコアが1000点増えます |
1〜10面:注意すべきは赤い戦車と壁を越えて移動してくる飛行機のみ。あとは落ち着いてプレイしましょう。この辺りで旋回操作に慣れておかないと後々苦労することになります。ボスのパターンは完全に固定されていますし、このボスの弾は上手く壁を使うことで全て防げますので、覚えましょう。
11〜20面:水地形上を浮かぶ敵が現れます。これらは壁を貫通する赤弾を撃ってきますが、弾速度が遅いので注意していれば大丈夫。ボスのレーザーは意外に回転速度が遅いので慌てずに。
21〜30面:緑色のネズミ(?)が登場します。出現直後、自機に向かって突撃してくるので注意してください。耐久力は低いので、簡単に倒せるはずです。ボスは後ろを取れれば楽になります。腕の下には当たり判定がないことを上手く使って接近すると大ダメージが狙えます。
31〜40面:強い砲台が現れます。無理して攻撃せず、壁を使って攻撃を止めましょう。壁を貫通する弾を撃つ赤い砲台はかなりの強敵です。出現場所を覚えて、可能な限り速攻で倒すのが楽です。正面で避けるときは『チョン避け』で。ボスは上手く誘導して、レーザーを隅に寄せると楽です。
41〜49面:レーザーを発射する移動砲台が現れます。レーザーは直交するので、斜めからチクチク攻撃するのが吉。
そして50面には……?
いや、ホントに先輩方のおかげです。この場を借りて感謝の意をば。
しかし、いろいろ中途半端なゲームですね。弾幕じゃないって最初は言ってたのに、結局(ごく一部ですが)弾幕吐くし。弾幕にしては大きく、その他のゲームとしては小さい当たり判定とか。シュールなのかリアルなのかコミカルなのかわからない敵デザインとか。バ○ルシティーそっくりだということは散々言われてますので敢えてここでは挙げませんとも(*12)。
ゲーム内容の事。最初に決めたキーワードは「全方向」でした。じゃ、全方向から敵が迫ってくるゲームにするしか。……敵の弾、かわせねぇよ(苦笑)。と、いうわけで障害物を盾にして攻撃を防ぐ今のスタイルが確立しました。これを生かしてもらうために、制限時間や残り時間比例のボーナスを用意しませんでした。ちまちま攻撃ゆっくり攻略推奨なのです。
後付感がものすごく漂ってるストーリーですが、実はゲームよりも先です。元々はCGI/Perlで作る予定だった別のゲーム用に作ったんですけどね。ま、ゲーム中には一切関わらないので。無くてもいい?そんなひどい。キャラクターの構想もできていたのですが、絵が描けないのと、どうせキャラクターを入れるなら一緒に搭載したいシステムがいっぱいあるので今回は見送りました(*13)。
さて、駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。ゲームも是非遊んでください。つまらなかったときは何にも言わずに削除しましょう。面白かったら、是非感想をHP(*14)に書き込んでやってください。私が喜びます。