資格について
written by 鷲使い
毎年、この時期になると会誌と呼ばれる冊子を部員達で作っている。多種多様な人間がそろった(?)サークルだけに、
いろいろな読み物がそろっているのがこの冊子である。その中で、今回は自分の身近な”資格”について語っていきたいと思う。
資格(コンピュータ関係に限る)ものでもっとも有名なものは情報処理者試験だろう。
毎年、4月と10月の第3日曜日に開かれるこの試験にはかなりの人が受験する。今回も10月17日に開かれた。実地される試験は以下の通り。
なお、初級システムアドミニストレータ試験、基本情報技術者試験はどちらにも受けられる。
<春期 4月> <秋期 10月>
システム監査技術者試験 システムアナリスト試験
テクニカルエンジニア プロジェクトマネージャ試験
(データベース)試験 アプリケーションエンジニア試験
テクニカルエンジニア テクニカルエンジニア
(システム管理)試験 (ネットワーク)試験
テクニカルエンジニア 情報セキュリティアドミニストレータ試験
(エンベデッドシステム)試験 上級システムアドミニストレータ試験
ソフトウェア開発技術者試験
上記の資格試験はどれも国家資格試験で現在のコンピュータ資格の中では標準化された資格試験となっている。
初級シスアドと基本情報は午前、午後ともマークシート方式でそれ以外のテストは午前マークシート、午後は記述式となる。
記述は誰にも文句を言われない記述(一意的)にしなければならないのでかなりしんどい。
しっかりとポイントとなる用語が入っていれば問題はないと思うのだが。
また、午前問題は基本中の基本が分かっていないヒトを振り落とす試験なのでこれを落としてしまうと午後が採点されない。
よって、午前は基本問題が中心で過去問を中心に出される。自分が基本情報を取ったときは6割が過去問そのままだったということがあった。
午前対策は是非とも過去問を解いておきたい。
次はMicrosoft Office Specialistだ。以前はMOUSと呼ばれていたOffice製品のWordやExcelなどの操作や文章デザイン、
機能などを身につけているかを問われる試験だ。Microsoft社が行っているもので理論より実践的な内容を問われる。
標準はともかく上級ともなるとかなり細かい内容まで聞かれるので、使ったことがない機能などが問われたりする。
次は.com masterだ。NTT Communication社が行っており、ネットワーク(インターネット)のことについて問われる。
実際にメーラーの設定などから、ログの解析、著作権などネットワークの知識を幅広く問われる。
実際にインターネットを使う程度の人なら、シングル☆でよいのではないだろうか。ツイン☆☆などになると、
テクニカルエンジニア(ネットワーク)くらいで聞かれそうな高度の内容が含まれてくる。
そのほかにも多種多様な資格があり、具体的な名前を挙げるときりがないほどだ。
特に、Microsoft Office Specialistに代表されるように、自社製品の操作もしくは知識を実際に試すようなソフト会社が
独自に行っている資格試験もとても増えてきた。資格試験はもちろん資格を取るためにあるのだが、
それよりもその課程が大事である。知識を身につけることが一番大事なので、実践及び応用力の確認にベンダー試験は
重点が置かれている。自分がこのソフトなどをよく使っているというのであれば、腕試しに受けてみるのもよいだろう。
いずれにせよ、自分の知識の向上に置いてこれ以上の有能な手段はあまりないだろう。
自分が知らなかった試験を少しばかり挙げてみる。
MIDI検定試験
パソコンネットワーク利用技術試験(NASKAもあるので注意)
インターネットユーザー.ots技能認定試験
MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル資格試験)
マルチメディアソフト制作者能力認定試験
CompTIA i-Net+
Webオペレータ認定試験
インターネットプロフェッショナル・アドバイザー資格検定
など
以下各種試験についての公式ホームページを挙げる。具体的な出題内容などはこちらを参照して欲しい。
情報処理技術者センター
http://www.jitec.jp/
Microsoft Office Specialist
http://officespecialist.odyssey-com.co.jp/welcome.html
.com master
http://biz.ocn.ne.jp/master/index.html