GBAでリニューアルされたことだし(筆者は買ってませんが)
くにおくん(運動会)でも語ってみるか            By.中の人


はじめに
 えらそうに書いてますが、筆者はくにおくんシリーズをすべて完全制覇した人間ではありません。(いや、一通りはやったけど)いろいろ不備な部分もあると思いますが、クレームは受け付けませんのでご了承ください。

1. くにおくんとは?

 今は亡きテクノスジャパンが誇る、ファミコンゲーム。しかし、その絶大な人気に頼りすぎたのが仇となったか、ゲーム機の進化についていけず、95年に会社は倒産してしまうという、テクノスジャパンの社運そのものとなっていたゲーム。基本ストーリーは正義の不良くにお(注1)が敵対する高校や人物や権力に対して乱闘で立ち向かっていく非常に熱いストーリーである。 全23作品もある(注2)がそのほぼすべてに共通することが殴るアリ、蹴るアリ、武器上等の喧嘩乱闘システム。しかも敵キャラ以外にも2Pに向かっても戦うことができるある意味格ゲー的要素もある(本来はアクションです)。今のゲームで言うと「スマブラ」といったところか。

2. 操作とか技とか

 基本的に敵を殴る蹴るでボコスカ倒すゲームなのであんまり基本操作とかは考えなくてもOKだったり(びっくり新記録は説明書ないとつらいが)。しかし技に関しては非常に難しいゲームである。運動会はそれぞれのキャラに対して個々に利点や必殺技があるのだが、操作方法およびその利点の説明がまったくなされていないし、時代劇では25個くらい必殺技があるが説明書にはその技の出し方および手に入れ方などの情報が一切無いしという、初心者泣かせなゲームである。しかしそれを1つ1つ見つけて一喜一憂できるところがまたいいと思う玄人も多いようである。別にCPU相手ならパンチとキックだけで十分倒せるため心配ない。が、対人相手だと必殺技を知らないと非常につらいため無理にでも覚えるという、非常に実践的な幼少時代を筆者は迎えていたが・・・。

3. ダウンタウン熱血行進曲(運動会)について

 おそらくくにおくんといえばこれを思い浮かべる人が多いだろう、不朽の名作。ストーリーの発端は以下略。くにおと一芸軍団のねっけつチーム、バランスのとれているはなぞのチーム、優遇され過ぎのれいほうチーム、足遅くない?れんごうチームの4チームが運動会で競い合う。1ステージがクロスカントリー、2ステージがしょうがいべや、3ステージがたまわりゲーム、4ステージがかちぬきかくとうの全4ステージで総合成績1位を目指して競い合う、表向きはスポーツマンシップに乗っ取ったゲームである。しかしその真相は・・・次にどうぞ。

3.1 クロスカントリー編(クロカン)

 このゲーム一応早さを競うゲームなんですが(以下略、まぁ置いといて、ご近所でいろいろお騒がせする長距離走です。どこら辺がお騒がせかというとやっぱり「いきなり土足で家に入ってきたと思ったら、オニババァ(妻)を踏んだり俺も踏まれたり、居間を荒らされた挙句早々に縁側から逃げていかれるところですね」(某メガネオヤジ談)それ以外にもスパイダーマンもびっくりな勢いでマンションを素手で上ったり、どぶ川や地下水路で敵を溺死に追い込んだり、応援してる子供たちの頭の上を平気で走ったりする長距離走です。距離が長いため敵を撲殺しやすいのが特徴。足の速いキャラで逃げ切るのがセオリー。

3.2 しょうがいべや編

真面目に障害部屋なためあまり面白くない(ぇ。ただ、CPUのよしの(花園)、ななせ(熱血)の運動音痴で和める。ゴール手前の順位がそのまま反映されるため後半は非常にシビアな競争になる。キャラは適当でOK。これ以外の競技のために主力は温存するべし。

3.3 たまわりゲーム編

 別名主力削り。真面目に玉割ってる人っているだろうか?次のメインイベントのために敵を痛めつけるのが普通。真面目に競技なら腕力の強いキャラで。

3.4 かちぬきかくとう編

 これのためにやってきたといっても過言ではない。敵を穴に投げる、隅でアイテム投げ(注3)は邪道。真の漢なら戦って散れ!こばやし最強(注4)だが、それ以外のキャラも十分強い。思う存分戦おう。個人的にすがたの爆弾パンチが好き。

4. 最後に

くにおくんの魅力はこんな少ないページでは語りつくせません。今回は大運動会だけでしたが、まだまだ面白い作品があります。時代劇、新記録、格闘あたりも一押しです。 私の幼少期は、ダチとくにお→険悪→リアル乱闘→仲直りのループでした。

(注1)由来はテクノスジャパンの社長、瀧邦夫氏から
(注2)かぶってるものや続編も多いので略称で。硬派、ドッジ、熱血物語、大運動会、サッカー、乱闘、ホッケー、時代劇、新記録、格闘、野球、バスケ、挽歌、おでん、バレーなど。ガ○ャピンの中の人もびっくりの暴れっぷりです。
(注3)なぜかこれで点数稼ぎができる。が、やっててもおもしろくない。
(注4)こいつの必殺技、まっはちょっぷはスキがないため一発食らうとはめられること必至。その凶悪さからかちぬきかくとうでの「こばやし禁止」を要求する人もいる。