スマイルの真実

Zさん(仮名)

我らがX680x0同好会が毎年発行する「68通信」をお読みになっていただきどうもありがとうございます。

さて、本同好会では、文化祭には基本的に部員全員が文章なりプログラムなり音楽なりの何かしらをこの会誌、または同時販売中のCD-ROMに提出することになっています。そしていつの代からか、この提出ができなかった部員は「某ハンバーガー店でスマイルの領収書を取ってくる」というペナルティを課すと言われるようになりました。

しかし、提出が行えない部員は幽霊部員が大半であり、またチェック体制も特にないことから、このペナルティを実際に実行した者は確認できていません。

そこで私はふと思いました。「一度スマイルの領収書を拝んでみたいな」と。他に会誌のネタも思いつきませんでしたし。

時は10月某日(金)午前10時台、場所は某ハンバーガー店20号調布店。小さな決戦が始まりました。

(以下の会話は当方の記憶に頼っているため本当のものと若干異なる点があると思われます。)

店員A「いらっしゃいませー」
Z「あの、大っ変っ 申し訳ないのですが」
店員A「?」
Zスマイルの領収書もらえますか?
店員A「え」
Z「えーと、スマイルの領収書を…」

後で気付きましたが店員Aは新人だったようで、一応マニュアル接客は学んでいたものの実戦経験は浅かったようです。マニュアル外もいいところの要求にものの見事に困惑を始めまして、かなり経験値が高いらしい後ろの店員Bに話しかけます。

店員A(後ろの店員Bに対して)「スマイル…領収書…

そこで店員B。相当経験値は高いらしく、すかさず返答が返ってきました。しかもけっこう強い口調で。

店員B申し訳ありませんがそのようなものはお取り扱いできませんので
Zあーそうですか… だったらいいです… 申し訳ありませんでした…
Z「えーと、じゃあホットコーヒーと・・・」(以下マニュアル応対)

あっさり引き下がってしまいました。もう少し粘った方が良かったかなと後でちょっと思いましたが、下手するとブラックリストに載りかねませんので粘る場合は以後一生行かない所にするべきでしょう。

というわけで、領収書出してもらえませんでした。がっくし。

ただ、今回は店員の判断で即死しただけで、場所によっては気の利いた店員が発行してくれるという可能性はまだなくなったわけではありませんので、そこのペナルティ持ちのあなた、スマイル領収書を夢見て是非他の店も突撃してください。

そしてスマイル領収書に関して何らかの情報をお持ちの方、是非X680x0同好会公式サイトまで情報をお寄せください。