4J篠崎(秋。) & 4J清水(yo-)
@はじめに
我々2人は過去2度に渡って24時間耐久ゲーム企画を計画、実行し、計3本のゲームソフトをプレイした。
その中の一つに「HALO3:ODST(以下ODST)」という作品があった。この作品はBungieというゲーム会社により開発され、マイクロソフトより発売されている「HALO」シリーズの外伝的な位置づけのゲームである。我々2人はこのODSTをプレイしたことがきっかけでHALOシリーズに興味を持ち、ODSTの前作である「HALO3」を後日プレイした。
しかしこれだけでは満足できなかった我々は「HALO1」、「HALO2」、そして最新作「HALO:REACH(以下REACH)」にも手を出す口実として今回の企画『24時間耐久HALOシリーズ』を考えだしたのだった。
AHALOとは
まず簡単にHALOシリーズの説明をしておこうと思う。HALOシリーズは1と2をXBOX、3からはXBOX360をプラットフォームとして発売された、世界的に大人気なFPSタイプのゲームである。
大まかなストーリーを説明すると、宇宙に進出した人類の組織である地球軍 UNSCと、様々な種族の異星人で構成される「コブナント」と呼ばれる組織との戦争が始まり、プレイヤーは地球軍の一人を操作してコブナント達と戦う、といったものである。また、UNSCには「スパルタン」と呼ばれる、軍によって作られた超兵士が存在するが、ODST以外の作品では主にこのスパルタンを操作することになる。
また、シリーズの特長としてシールドというものがある。これはその名の通り、敵からの攻撃を守ってくれるものであり、シールドがある限りは体力は減らない。しかしシールドにも耐久力があり、ダメージを受けすぎると耐久力がなくなり体力に直接ダメージを受けてしまうため無敵ではない。このシールドはコブナントの一部の兵士も装備しているので注意する必要がある。
また、ゲーム中には大きく分けて、地球軍側の武器とコブナント軍側の武器の2種類が存在するという点も特長の一つである。地球軍側の武器は威力は高いもののシールドに対して効果が薄く、逆にコブナント軍側の武器はシールドに対しては高い攻撃力を誇るが生身の敵には威力が低い。これらの2種類の武器を使いこなすことでゲームを有利に進めていくことができる。
B今回の目的
世界的に人気のあるHALOシリーズをプレイすることによって、世界中の人々に愛されるゲームとはどんなものなのか、どういった点が面白いのかを研究し、今後のゲーム作りに役立てる。
それとHALOで遊びたかったのとHALOの布教。
C作戦
今回、HALOシリーズを24時間かけてプレイする上での作戦は以下の通り。
- 3とODSTは既にプレイ済みなので1、2、そしてREACHのキャンペーンモード(ストーリーモードのようなもの)を2人協力プレイでクリアを目指す。
- プレイする順番は1→2→REACH。
- 難易度は時間の都合上NORMALで。
- 攻略サイトは極力見ない。
- 不眠不休を目指し、食事の時以外は出来る限りプレイする手を止めない。
D作戦開始
ここからはゲーム中にメモした紙を元に、起こった出来事を時系列に沿って箇条書きしていく。また、それぞれのタイトルの簡単なストーリー等も付け加える。
以下ではyo-を隊員A、秋。を隊員Bと表記する。
- 9月某日 0:00 作戦開始
- まずはHALO1。便宜上「1」と書いてはいるが正式名は「HALO」。2002年に発売され、WindowsやMacにも移植された。販売数は全世界でなんと750万本以上。今作ではスパルタンである「マスター・チーフ」を操作し、環状惑星ヘイローにてコブナントと戦う
- 0:09 軍曹「パーリーの時間だ!」
- ワートホグ(機関銃付きの車両)に乗り爆走していたら転倒。車から降ろされたので車を起こそうとしたら下敷きになって死亡。……えっ?
- 教訓:車は危険
- 兵士「さすが艦長!」→ 艦長「ちょっとした仕返しさっ(キリッ」 こういうの大好きです
- 4:00 HALOシリーズのヒロイン(?)、コルタナさん登場。シリーズを重ねるごとに美人になります
- 第3勢力として「フラッド」と呼ばれる寄生生物が現れる。硬かったり小さいのが沢山湧いたりととても厄介
- 4:40 詰 ま る
- 次に行く目的地がマップ等に表示されないため、複雑な道が多い場所だとよく迷う。20分くらい試行錯誤したが分からなかったので攻略サイトをちら見して突破。早速サイトを見てしまうとは……
- 5:30 フラッド地獄。もーやだー!
- 7:30 早速隊員A寝落ち。残るBがせっせと戦闘
- 9:00 「おはようございます(ニコッ」
- 10:08 クライマックス。ワートホグに乗り脱出ミッション。5分の制限時間付き。これは熱い!
- ……間に合わねぇw /(^o^)\
- 10:57 ルートを試行錯誤した結果ついに突破!
- 11:00 HALO1クリア!!
- プレイ時間11時間という予想外の長さ。でもHALO2とREACHを6時間ずつでクリアすれば間に合う!
- 11:05 HALO2開始!
- 2004年に発売され850万本以上もの販売数を上げたHALO2。グラフィックが向上し、武器の2丁持ちなどシステムの変更、改善なども行われている。今作の主人公はマスター・チーフと、コブナント軍の兵士「ゼル・ヴァダム」。ストーリーはコブナント軍が地球に侵攻してきたところから始まる
- 2人協力プレイなので画面を分割してプレイするのだが、このHALO2だけはなぜか上下分割ではなく左右分割。FPSの性質上、視野が狭くなってしまう左右分割はとてもやりにくかった
- 軍曹「レディのご要望には敏感なものでね」
- 14:05 またもや隊員Aが夢の国へ
- 14:27 (ニコッ
- 舞台は第2のヘイローへ移る
- ゼル・ヴァダム改め「アービター」を操作することに。いきなりの展開にテンションアップ
- アービター△!
- 16:28 敵の大将的な存在と戦闘。
- 「全然死なないぞこいつ!」→「近づいてみたらXボタン押せって表示されたよ!」→ 敵に張り付いてタコ殴り → 勝利。「嫌な勝ち方だな……」
- 18:25 超 展 開。 神や! 神がおった!
- クライマックス。惑星であり破壊兵器でもあったヘイローの起動を阻止しようとするアービターのために道を作るジョンソン軍曹。軍曹△!
- 21:34 ラスボス戦。殴られて即死したりするも、難なく撃破!
- 21:43 HALO2クリア!!
- プレイ時間10時間38分。……あるぇ、24時まで残り2時間ちょっとしかないよ?
- チーフ「ケリを……つけに来ました」
- ちなみにHALO3は2の続きでコブナント軍に地球が占領されてしまったところから始まる。地球軍側についたアービターとチーフがヘイローの起動を阻止するため協力するお話。2007年に発売され、1000万本の販売を達成した
- また、HALO3:ODSTは2009年に発売された2と3の間くらいのお話。今作は地球軍の特殊部隊 ODSTを操作する。ODSTはスパルタンではないため操作性や体力システム等が若干違う。目的地ナビ有り!
- 21:58 HALO:REACH開始!
- 2010年9月15日に発売されたHALOシリーズ最新作。初週販売本数405万本と変わらぬ人気を誇る。今作はHALO1よりも前のお話。スパルタンで構成された地球軍の部隊であるノーブルチームの新人「ノーブルシックス」を操作し、惑星リーチに現れたコブナント達と戦う
- うおー! グラフィックすげー!
- アーマーがカラフルだー!
- うひょー! 面白いぞー!
- 24:00 敵をスナイプすることに楽しんでいる間に24時間達成! ミッション4前半(全10ミッション中)にて
- 00:04 「やっべ! 24時過ぎてるよw」 「写真撮れ、写真ww」
- 当然ここでは終われずクリアするまで続行
- 00:30 「3時間くらい仮眠しようぜ」
- 7:30 「……おはよう」
- 7:38 再開
- 最新作なのでネタバレ防止のため簡易に
- 9:00 グレネードを両手に持ち神風特攻してくるグラントさん(=ザコ)達。カワイソス(・ω・`)
- 10:04 ミッション8クリア
- 11:00 クライマックス。コブナントわらわら
- 11:27 エンディング! やったー!
- プレイ時間6時間21分。プレイ時間的には1や2よりも短いものの大満足のでき……、おや?
- 11:42 最後のミッション
- 11:54 HALO:REACHクリア!!
- 真・プレイ時間6時間48分。REACHはチームで行動することが多く、チーム内での会話シーンが各所で挟まれるのだが、その会話や行動には人間臭さがあり個人的にはとても楽しめた
Eまとめと感想
HALOシリーズをほぼ全てプレイしてみて感じたHALOの魅力の一つは、世界観がとても作り込まれているということだ。作中の世界の歴史、キャラクターの性格、その他細かい部分まで綿密に作られている。これはシリーズを重ねるごとに世界観を広げてきた結果でもあり、HALOという作品をより厚みのあるものにしてくれている。REACHのリミテッドパックに封入された、作中の博士が書いた日誌をイメージして作られた資料集は必見。
今回はキャンペーンモードをプレイしたが、HALOの魅力はそれだけではない。むしろ魅力の半分はマルチプレイにあると言っても過言ではない。ならマルチもやれよという話である。マルチプレイでは世界中のHALOプレイヤーと対戦、協力できるため、競い合うことが好きな海外プレイヤー達には非常に人気である。ユーザーによって作られた面白動画やスーパープレイ動画などもYouTube等でよく見かけられる。
魅力を全て書ききることはできなかったが、こういった丁寧な作りや、作を重ねるごとにクオリティをしっかり向上させるところがHALOの素晴らしさなのだと思う。
ここでグラントさん名言「よわむしー けーむしー」
Bungie公式サイト http://www.bungie.net/