第41回学友会総会にて使われた講堂システムの概要
実際のネットワーク
実際にはLANには有線と無線が用意され、受付と議長団もネットワークでつながった。掲示板が作られ、それによる場内票数のやり取りも行われた。これは他の部隊との連絡にも使われ、トラブルがあった時には連携して対処することが可能となる。
ネットワークはMicrosoft Windowsを使えば、物理的に繋いで設定を変更するだけで構築することは可能である。しかし、設定の変更はハードルを上げかねない上に、設定場所が異なる、OSが異なると今回のシステムの利点である、ブラウザによるそれなりに異なった環境でも簡単に扱えるというメリットを消してしまうので、1台のLinuxサーバーにネットワーク設定などを行わせることにした。
入力パソコンは3台のままだが、編集者用のパソコンでは、一度書き込みを見て、編集して、書き込みボタンを押すという作業が積み重なり、1台では処理しきれないので2台となった。
実際にはステージ上のプロジェクターにつなぐケーブルが使えないなどのトラブルが発生し、有線でプロジェクター出力用のパソコンとつなぐことができなかったために、出力用のパソコンをプロジェクター室に設置して無線LANでつないだ。
さらに総会前日に受付に会場内の音声を流すためのアンプが、電波が届きにくいことで使えないことが判明し、急きょSkypeで音声チャットを使うことになった。それに伴い、管理パソコンの一台は有線で外部に接続し、無線で内部と接続することとなった。
それらを総合し、以下の図のような状態で総会が行われた。
私が全てに目を通すための管理パソコンが、無線LANでないと内部に接続できないという状況になったが、1mも離れていないので十分トラブルに対処できると判断し、今回はSkypeでの音声チャットも担当させた。
予備のパソコンは入力用パソコンが落ちた時のために常に起動していたが、何もしないのももったいないので、管理パソコンのサブディスプレイ的な位置づけとなって配置された。当日にはパソコンが1台落ちて本当に交換することとなったため、予備を用意した価値は十分にあった。