WebCam の復活計画
残念ながらWebCam のプログラムはバックアップしていないため、WebCam はロストテクノロジーになるかと思えた。(後日部室マシンから発見されたのは黙っておこう。) しかし私は過去に製作者である先輩から内部処理を直々に教わっていた。無いなら作れ。の精神の元、WebCam を0 から作ることにした。
仕組みは単純で、内部ではcron でシェルを動かし、撮影を行う。その後Perl のImage::Magick 等のモジュールを用いて画像に対して日付を入れ、後はCGI で一覧を出力するだけである。
一番の問題はコマンド1 つで撮影をする部分である。ここに関するコマンドやプログラムはいくつも存在するのだが、まずWeb カメラのドライバを入れなければならない。そのために型番などからドライバを探したりする必要があるのだが非常に面倒である。
そこで、UVC ( USB Video Class ) という、Web カメラの世界共通規格に注目する。この技術により、UVC対応Web カメラとUVCドライバを搭載したOS ならば、挿すだけでWeb カメラを認識することが可能である。これを使えば、コマンドはすでに用意されたfswebcam を用いればよいだけなので、導入に対する敷居が一気に下がった。
Linux においてはLinux Kernel 2.6.26 以上のカーネルを採用したディストリビューションでは標準採用されている。CentOS は早くKernel バージョンを上げるべき。
これを考慮すると、2010 年春の時点で対応しているLinux がいくつか絞られ、Debian やFedora、Ubuntu などが残った。この中でもclacla の中に入っていた、パッケージ数が多い、安定している等という理由で、Debian を採用することにした。後あんまりUbuntu 好きじゃない。